記憶や時間、過去/現在/未来について考え、取り組んでいる近作より《日時計》と《untitled album photo》をお届けする。4回目には 《untitled album photo》の作品集(120p、フルカラーを予定)も同封。同一のテーマ、思考から派生した2つの作品シリーズが、鑑賞者の「これから」に寄り添う時、どのような過去/現在/未来を辿るのだろうか。
ロット:1
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近年取り組んでいる記憶や時間、過去/現在/未来について考える作品より、《日時計》と《untitled album photo》をお届けする。4回目には 《untitled album photo》の作品集(120p、フルカラーを予定)も同封。
■初回お届け内容
・《日時計》のシリーズより1点
■2回目・3回目
・《untitled album photo》のinstax(チェキ)作品より1点
■4回目
・《untitled album photo》のinstax(チェキ)作品より1点
・「untitled album photo」 の作品集(120p、フルカラーを予定)
私にとって「この世界」は、あいまいさや不確かさで溢れている。
美大生の20歳の頃、セルフタイマーで自身のヌードを撮影した。理由は素材として手や足といった人体の写真が必要で、自由の利くモデルが自分しかいなかったからだ。沢山の写真を撮影し、それらの写真を眺める中で、ふと不思議な感覚に気がついた。それは、写真に写る「自分」について、私は自分ではない別の「何か」を見ているような感覚を持っていたのだ。私はそのような契機から「自分とは何か」「自分を取り巻く世界とは何か」という探究心を持ち、「この世界」について考えている。
自身と他者について考える、記憶や認識について考える、情報社会の中で生きる私たちのリアリティについて考える、また、政治や社会、予測できない天変地異など、私たちのこれからの未来について考える。
考えれば考えるほど、私にとっての「この世界」とは、あいまいさや不確かさで溢れているのだ。
これは決してネガティブではなく、その「あいまいさ」や「不確かさ」といった状態は、私が世界を捉えるにあたって、流動的な未知への可能性である。
私は自身の存在を座標軸として、この「あいまいさ」や「不確かさ」の感覚について思考し、世界のありかたとその可能性について問いかけている。
http://www.nobuyuki-osaki.com/
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《untitled album photo (Nikkei-Buenos Aires)》(部分)※cheLA(ブエノスアイレス)オープンスタジオでの展示風景 2019 映像(3チャンネル)、写真、ボタン、ガラスの器、インタビューの音声、その他 インスタレーション |