Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2012年3月27日から4月1日まで、「烏合 日本画4人展」を開催いたします。
本展は広島市立大学芸術学部で日本画を専攻する、太田 絵里子・古賀 くらら・大庭 孝文・浅埜 水貴の4人の若手作家によるものです。
同じく「日本画」を学びながら、描く対象やモチーフ、構図や視点の異なる4人は、本展に「烏合」と名付けています。
そこには、当たり前の「違い」を互いに再認識することで自身の表現を見つめ直し、それぞれの表現をよりブラッシュアップしていこうとする意志が込められています。また、その違いの中に、同じ時代にあって表現に取り組む作家として、何らかの共通点をも見いだすことが出来るかもしれません。
それぞれの画題にじっくりと目を向け、丁寧に描かれたおよそ15点もの作品とともに、交錯する視線の違いをお楽しみ下さい。
「烏合」とは「規律も統一もなく寄り集まること」という意味を持ちます。
その言葉通り、私たちに規律や統一は無く、ただ「日本画」を描くということだけが唯一の共通点と言えます。
「烏合の衆-未熟でまとまりのない、ただ寄り集まっただけの群衆」とも言われるこの言葉ですが、出身も年齢もばらばらな4人が広島という一つの場所で出会い、互いに切磋琢磨しながらそれぞれの方向性を見つけていきたいという希望を込めて「烏合」と名付けました。
この四人での展示は今回で三回目となりますが、京都にて展示をさせて頂くのは初めてです。京都という、日本画の歴史ある場所で展示することで、新鮮な空気に触れ、様々な意見をきくことで新たな発見をし、これからの制作へ繋げていきたと考えております。
私達四人、それぞれの個性と作品が創る空間を感じ取って頂ければ幸いです。
太田 絵里子・古賀 くらら・大庭 孝文・浅埜 水貴
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《悠》 |
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《やまのおにく》 |
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《球根、自我。(スケッチ)》(部分) 2012年 |
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《同じものたち》(部分) |