Furusaka Haruka
Project
[m@p]meet @ post Vol.2
受付期間 2021.12. ~ 2022.6.
About
[m@p] meet @ post は、ギャラリー・パルクが2020年7月より展開する、『meet at post = ポストで出会う』 をコンセプトにした、新たな作品販売のプラットフォームによるアート・プロジェクト。アーティストの提示したプランをご購入いただくことで、購入者のポストに1年間・3ヶ月ごと全4回に渡って様々なクリエイションを「角2封筒」に込めてお届けするものです。
2020年にリリースされた、ふるさかはるか[m@p]〈ソマの舟〉に続く展開として、〈ソマの舟 vol.2〉をお届けします。
本シリーズは、ふるさかが津軽地方を取材して知った「漆と山仕事に関わる人びと」をモチーフに展開します。 作品はこれまで同様、ひとつの版木を徐々に割りながら制作するもので、絵の色には作者自らが採集した土と、栽培した藍の葉から抽出した2色の絵具が使われます。最終回には、ショートエッセイが添えられ、テーマである「漆と山仕事」を取材する中で想像したお話が書かれています。 初回お届け作品は《Flute》。ここから版木がどのように割られ、どのように彫られていくのでしょうか。これから始まる未知をお楽しみください。
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Statement
漆掻きは、今では失われつつある仕事ですが、漆林を渡り歩き、杣夫(きこり)と同じく山の命と直接対話する仕事だと思います。生きた木に傷をつけるというのは、死んだ木を彫る私にとって、彫ることの源のような行為に思え、途方もなく木と対話することが必要なことにも思えます。方法は違えど、木と対話することを漆掻きになぞらえて木版画を描きたいと思っています。
*ソマ = 杣夫・きこり
Contents
■初回封入内容
《Flute》
183x234mm, 木版, 土 藍 紙, 水彩 2021
※刷り具合は1点ごとに少しずつ異なります。
■2回目封入内容
・藍と土の木版画(新作)「山の傷」について。《漆かき》(仮)
■3回目封入内容
・藍と土の木版画(新作)タイトル未定
■4回目封入内容
・藍と土の木版画(新作)《樹液と燃料》(仮)
・作品にまつわるショートエッセイ
※タイトルは変更することがあります。
※作品サイズは4回とも共通。市販の額「インチサイズ」に収まります。
ロット10 ・ ¥60,000にて販売しております。詳細はオンラインストアにてご覧ください
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Interview
[m@p]vol.1
木版画家・ふるさかはるかは、自然の中にある素材や現象、人や暮らしを眼差し、そこから版画を制作します。 〈ソマの舟〉シリーズは、一片の桜の版木を彫ることから始まりました。初回の送付作品が出来上がったら、その版木を木目に従って割り、割れた形に沿って2回目の発送作品の版を彫る。これを4回繰り返し、一片の木から4つの作品を紡ぎ出しました。 最終回に添えられたショートエッセイは、ふるさかが手仕事や山の暮らしを取材する中で各作品の背景として想像したお話が書かれました。
現在は版画・エッセイともに一点ずつ販売しております。
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