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Exhibition info

すべとしるべ 2021 #02

蛇が歩く音
walk with serpent
守屋 友樹

Moriya Yuki

2021.10.30 ~ 11.1 /11.6 ~ 8.

蛇が歩く音:守屋友樹

About

「蛇が歩く音」守屋友樹

さまざまな土地でフィールドワークを行なっていると、そこで出会った人たちから話を聞くことがある。その土地に関する昔話や言伝え、全く関係の無い世間話と雑多なものだ。なかでも雨や川、湖などの水と深く関わる物語が多くあった。土砂崩れや洪水がよく起こる地域では災害として直接語られるのではなく、蛇や龍として表されている。自然を擬人化するのは、言葉のうちに精神と肉体を与える作業ではないだろうか。同時に、土地の歴史や性質を語り継ぐ手立てとしてでもあり、個人の感受を残すことでもある。僕は、蛇の擬人化や象徴から目に映る自然を見返すことを行なう。

 

展覧会概要

ギャラリー・パルクは、2020年より主催する『すべ としるべ』プロジェクトとして、京都府南丹市八木町に残る築400年を超える旧酒造を会場に、「田中秀介:馴れ初め丁場 / Begining of love」と「守屋友樹:蛇が歩く音 / walk with serpent」を開催いたします。

 

『すべ としるべ』プロジェクトは、変容していくこれからの社会状況の中で、「展覧会」という機会をよりタフに起動させていくための方法の開発・獲得を目的に取り組むプロジェクトで、昨年に続き2回目の開催となるものです。>すべとしるべ 2020


「展覧会」とは、アーティストが表現(すべ)を社会に向けてひらく標(しるべ)であり、また鑑賞者は作品と空間・時間をともにするなかで、それぞれにとっての方法(すべ)を発見する「体験」を得る機会・場であるといえます。

しかし、表現と社会、表現と鑑賞者が直接的に触れ、接することによる体験を必然とする展覧会という形式は、それゆえに今日の社会状況の影響を受けやすく、また鑑賞者からのアクセシビリティも低下せざるを得ない状況にあるといえます。

本プロジェクトは京都府南丹市八木町に残る築400年を超える旧酒造を会場に、田中秀介(美術家)と守屋友樹(写真家)による、それぞれ6日間の公開展示と、この展示に取材した麥生田兵吾(写真家・映像作家)と今村達紀(振付家・ダンサー)による映像、野口卓海(美術批評・詩人)の編集・制作による記録物とにより構成されます。こうして従来の「展覧会」と「その記録」という不可逆的な補完関係に切れ目を入れることで、ひとつの展覧会を起点に、映像・記録のそれぞれが自立した眼差しから作品や表現を発見・解釈し、それぞれの媒体の特性をもって「つくる・のこす」ことに取り組みます。

 

守屋友樹は見知らぬ土地をフィールドワークする中で撮影した写真や映像、音を中心に、オブジェなどを用いたインスタレーションを会場に持ち込みます。さまざまな土地に残る民話や寓話などから、とりわけ「水」にまつわる「語り」を観察し、そこから取り出した要素を作品として展開する守屋の試みもまた、作品と空間が鑑賞者を媒介に関わるなかで成立するものといえます。酒づくりの場として、またすぐ裏に大堰川が流れる酒蔵の空間において、鑑賞者はそこに何を見つけ、何を見つめ、何を語るでしょうか。

会場での公開は2021年 10月30日[土]・31日[日]・11月1日[月]・6日[土]・7日[日]・8日[月]の6日間。映像と記録物は本年12月に公開予定です。

 

プロジェクト『すべ としるべ』では、展覧会を異なる視点、異なるメディアによる自立した記録を「つくる・のこす」ことで、それらが読み出される時に「そこ」に新たな体験を「おこす」ことを目指して取り組みます。展覧会という体験が、記録によってより広く、より遠くに作品や表現を「ひらく」ことの可能性に目を向け、表現がこれからの社会に対応しながら、より強く起動するための(すべ)を編み出していきます。是非ご注目ください。

 

守屋友樹の過去の展示情報等はこちらよりご覧ください >Artist Info

 

 

展示公開 / Open Day

【 開場日時 】

 2021年10月30日[土]・31日[日]・11月1日[月]・6日[土]・7日[日]・8日[月]

 12:00 ー 17:00 / 入場無料

 

【 会 場 】

 オーエヤマ・アートサイト

 〒629-0141 京都府京都市南丹市八木町八木鹿草 71 [八木酒造]内

 JR「京都駅」より嵯峨野線(28 分)で「八木駅」下車。「八木」交差点を越えて直進5 分。突き当たり丁字路を右折、「八木酒造」入口より会場へ。
 京都縦貫道「八木東IC」より国道9 号線を西へ、「八木」交差点を北に1分。駐車場はございませんので、なるべく公共交通機関でご来場ください。

 

*新型コロナウィルス感染拡大防止のため、会場でのマスク着用・消毒・検温・連絡先の記入にご協力いただきます。

*感染拡大状況により、入場者数の制限、会期変更等の可能性があります。

 

 

 

【主催・企画・問い合わせ】
 ギャラリー・パルク(株式会社グランマーブル)

 Tel. 075-231-0706 / Mail info@galleryparc.com

 

【協力】
 オーエヤマ・アートサイト


*⽂化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

 

■特設HP・SNS 

facebook :subeshirube

instagram:@sube_shirube

 

 

Statement

僕は、自然と文化における表徴の変遷などをリサーチやフィールドワークをし、その際に撮影した写真や 映像、オブジェを用いたインスタレーション作品を制作しています。見知らぬ土地に訪れ、そこで起きた話 や民話のような話を住民から聞くことが増えてきた。語りというものが、土地の歴史や性質を語り継ぐ手立 てとしてでもあり、個人の感受を残すことでもあるように思うようになった。語り継ぐことには、歴史性を 帯びつつも他者の感受を受け入れて内面化していく作業とも言えるだろう。僕が出会った人から聞いた話の なかで、あらすじのみであったり、欠落していて終わりが無いものなどが印象に残っている。不完全な話と なってしまっても生々しさを感じさせるし、感情の揺らぎが見えてしまう。僕は、語りを通して目の前にあ る時間や空間をありのままに扱うことを試みたいと思うようになった。

守屋 友樹

参考作品 / Works

CV

Biography
1987 北海道生まれ
2010 日本大学芸術学部写真学科卒業
2012 京都造形芸術大学大学院修士課程修了
Selected Exhibition

2020

「影を刺す光-三嶽伊紗 + 守屋友樹」(京都芸術センター / 京都)
「SUBJECT / OBJECT」(HOTEL ANTEROOM KYOTO / 京都)

 

2019
「きりとりめでると未然の墓標(あるいはねこ動画の時代)2019-2020」(パープルームギャラリー / 神奈川)


2018
個展「シシが山から下りてくる」(Gallery PARC / 京都)


2017
個展「still untitled & a women S」(KYOTO ART HOSTEL kumagusuku / 京都)

「ゴーストに矛と盾」(ARTZONE / 京都)

「7th Dali International Photography Exhibition Asia photo book showcase」(中国,大理市)
「未来の途中の星座-美術・工芸・デザインの新鋭9人展」(京都工芸繊維大学 / 京都)


2016
「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD_NEW VISION#3」(G/P Gallery / 東京)

「ULTRA AWARD×ANTEROOM」(HOTEL ANTEROOM KYOTO / 京都)


2015
個展「消えた山、現れた石_ gone the mountain/turn up the stone」(Gallery PARC / 京都)
「ULTRA AWARD2015 POST INTERNET ART_新しいマテリアリティ、メディアリティ」(京都造形芸術大学ギャルリオーブ / 京都)
「the catalogue : 川内倫子ワークショップ成果発表展」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA / 京都)

「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD_NEW VISION#1」(G/P Gallery / 東京)


2014
「KUAD graduates under 30 selected」(京都造形芸術大学ギャルリオーブ / 京都)


2013
「脈 vol.3 ¦ ととと」(Gallery PARC / 京都)


2012
「大学院修了展」(京都造形芸術大学 / 京都)
「脈 vol.2 ¦ ゆきてきゆ」(Gallery PARC / 京都)
「Art In Art _ 二次元と三次元のはざま」(ARTZONE / 京都)


2011
「文化庁メディア芸術祭 京都展 パラレルワールド 京都- 私のパラレルワールド」(Gallery PARC / 京都)
「photograph -アーティストの見たもの」(STUDOP Y3 / 神戸)
「shift」(Gallery 門馬 / 北海道)
「脈」(Gallery PARC / 京都)

 

 

Project

*パフォーマンスユニット「守屋友樹と和田ながら」公演
2018
個展「SICF19」《石|溶けちゃってテレポート、固まってディレイ》(青山スパイラル / 東京)


2017
個展「亀山トリエンナーレ」《山と海に貼り付けた》(三重)


2016
個展「私は春になったら、写真と劇場の未来のために山に登ることにした」《石|溶けちゃってテレポート、固まってディレイ》(アトリエ劇研 / 京都)

Awards

2016
第14回写真「1WALL」 奨励賞 鷹野隆大 選
2019
第21回写真「1WALL」 奨励賞 増田玲 選

 

 

守屋友樹の過去の展示情報等はこちらよりご覧ください >Artist Info

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