Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2011年9月23日から10月11日まで、「すみっこにみつける─いつも近くにある世界:中居真理展」を開催いたします。
本展は、9月23日から10月16日まで京都市などによる「京都国際舞台芸術祭実行委員会」主催で開催される、「KYOTO EXPERIMENT-京都国際舞台芸術祭2011」への会場提供により、その関連企画展として開催するものです。
中居真理(なかい・まり 1981~)はこれまで、それぞれ独立した写真を組み合わせることで、まったく別のイメージを創り出す〈パターンシリーズ〉を手掛け、近年では身近な風景の一部を切り取り、タイル化し、それらを反復して設置することでそこにあらたな「もよう」の世界を展開させる作品を発表しています。
身の回りにある「すみっこ」が写しとられたタイルが見せる幾何学模様には、私たちの見慣れた風景がまったく別の世界に展開していく様を見るとともに、組み替え可能なタイルによって様々に変化する「もよう」の世界をお楽しみいただけます。
本展は、KYOTO EXPERIMENTの会期中、様々な演劇やパフォーマンスが展開する会場となる京都市内の劇場や広場、神社、それぞれの会場をつなぐ道を撮影し、それらを素材に制作されます。元小学校や小劇場、歌舞伎舞台などそれぞれ特色ある劇場空間から、中居はどんな「もよう」を生み出すのでしょうか。
会場には新作の他に鑑賞者が自由にパターンを組み替えられる作品もあわせて展示いたします。
また、会期中には参加者が実際に「すみっこ」を撮影し、自分だけの「もよう」を見つけるワークショップも開催いたします。
*「KYOTO EXPERIMENT-京都国際舞台芸術祭2011」の詳細については、KYOTO EXPERIMENT ウェブサイト(http://kyoto-ex.jp)をご覧ください。
この度、「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2011」関連イベントとして、1981年生まれの美術家・中居真理の個展を開催いたします。中居は、私たちが普段何気なく目にしている風景の一部分を切り取って組み合わせることで<もよう>を創り出します。
遠くからみると色鮮やかな幾何学模様にみえますが、近づくとそれが色々な場所の<すみっこ>を写し取ったタイルであることに気づきます。素材としての<すみっこ>の魅力や、組み合わせによってのみる者への視覚的効果(平面としての<もよう>と立体としての<すみっこの風景>との認識のズレ)といった、無数の可能性と広がりを持った興味深い作品です。
さらに近年、そのような工程を、福岡のアートプロジェクト集団「ドネルモ」との共同開発によるワークショップとして、各地で活動も行っているのも特徴的です。
本展では、近作とともに新作としてKYOTO EXPERIMENTの会場となる、京都市内の劇場や広場、神社やそれぞれの会場をつなぐ道の撮影をもとに制作、発表します。元小学校や小劇場、歌舞伎舞台などそれぞれ特色ある劇場空間から、中居はどんな<もよう>を生み出すのでしょうか。また今回は、鑑賞者が作品であるタイルを触って自由に組み替えられる、新たな試みも行います。
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《gingham check #2》 2010 《gingham check #2》 2010 作品は16ピース(16枚のタイル)を一組で構成されている。 タイルの裏面は磁石になっており、1ピースずつ外して自由に組み替えられる。 《stripe》 2008 《stripe》 2008 |
【関連ワークショップ】
【ワークショップの流れ】
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過去のワークショップの模様 過去のワークショップの模様 過去のワークショップの模様 |
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【アーティストトーク】
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【KYOTO EXPERIMENT 関連企画】
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