京都嵯峨芸術大学(京都市右京区嵯峨五島町1)は、およそ1200年前の平安時代、嵯峨天皇の離宮(別荘)として造られた嵯峨離宮に起源を持つ旧嵯峨御所 大覚寺門跡(京都市右京区嵯峨大沢町4)が母体となり、文化観光地域として名高い京都・嵯峨嵐山の地で、1971年に嵯峨美術短期大学(2年制)として開学しました。その後、学園創立30周年となる2001年に4年制の京都嵯峨芸術大学を開学し、2011年の今年で学園創立40周年を迎えます。
そのなかで、陶芸領域は当初短期大学の生活デザイン専攻の一グループとして発し、2007年より芸術学部造形学科工芸分野の一領域として再編され、現在に至っています。その間、社会に多くのユニークな人材を輩出してきました。 今回の展示は現在の陶芸領域教員である作家・日野田崇を中心に、近年の卒業生のなかでもことさらに独自の制作活動を展開している6名の作家の作品を集め、その流れの一端をご紹介しようとするものです。